小学4年生のワキガ
本日の患者様は長野にお住まいの小学4年生の女の子。
お母様と一緒に新幹線でご来院されました。
お話を伺うとお母様が重度のワキガ体質で20年前くらいに大学病院で
切開法のワキガ手術を受けられたとのことです。
術後は確かに臭いはよくなりましたが、手術が予想以上に大変であったこと、大きな傷跡が残ってしまったこと・・・
などのイヤな思いもまだ残っています。
子供にも遺伝するかもしれないと思っていましたが
やはり1年前から急にワキガ独特のいやな臭いがし始めました。
人に気づかれないうちに早く治してしまったほうがいい。
ということで、ネットで探して傷跡がきれいで完治する病院ということで当院へのご来院となりました。
診察させていただくと確かにワキガです。
それも重症の・・・・・
一応ミラドライと手術の2通りをいつも通り説明させていただきましたが
お母様も「完治手術を希望します。本人にもそのようにはなして納得しています。」
とのこと。
偉い!
大人でも手術となると不安になるものですが
小学生なのに全く動じる気配がありません。
承知いたしました。
腕によりをかけてしっかりと手術させていただきます。
初めは麻酔から。
でも4段階無痛麻酔システムだからチクリとした注射の痛みさえないからね。
小学生といえどもこのくらいの広範囲を手術してしまわないとダメ。
というのが私の考えです。
このベイザーがものすごい威力です。
体はまだ小さくてもこれだけ発達した汗腺組織が無数に存在しているのです。
終わりました。
よく頑張りましたね。
これであのワキガとは永久にお別れです。
2週間はおおきく腕を上げなければ大概のことは大丈夫です。
気を付けてお帰り下さい。
- 2013年01月23日
- 未分類